只今上司がデレデレちゅぅ!!〜溺愛上司に愛されて〜
悠哉の話Part1
~悠哉side~
新入社員を決める面接日。
秘書である幼馴染の間狩響輝に無理を言って面接官として面接会場に配置してもらった。
各部署の課長や部長が並ぶ中、一番端に俺の席は用意された。
もちろん、判断するのは俺じゃなく課長・部長だからだ。
秘書が胃を抱えてるのを見て、面接官の社員は苦笑いを浮かべていた。
俺は他の面接官同様、真剣に話を聞く。
相手に聞く質問は個人に任せており、学ぶことが多かった。
その時に出会ってしまった。
彼女に…。
俺はずっと彼女を見ていた。
会場に入って来た時から…。
変態と思われても仕方ない。
一目惚れだったから。
彼女が緊張しているのが手に取るように分かった。
目が合わないよう、手元に用意された資料を見る。
しかし次に目を向けた時偶然にも彼女と目が合ってしまった。
彼女の方も気が付いたようですぐに目を逸らされた。
俺はこの時思ってしまった。
(健気で可愛いなあ…)
俺の思考は全部奪われてしまった。
彼女は着実に面接官の質問に答えていく。
きちんと何を聞かれているのか理解しているようで、隣にいる友達らしき人同様に頭がいいという印象を受けた。
彼女たちの番が終わると俺は席を外した。
「はあ~…もう25だぞ」
自分に言い聞かせるように呟く。
彼女の事を考えると仕事もままならなかった。
「社長、ちゃんと仕事をしてください!」
遂には響輝にまで怒られてしまう始末。
「なあ響輝、彼女は何て言う名前なんだ?」
「彼女?面接に来てお前と目が合ったっていう?」
「…そう」
彼女の事は時間が経った今でも覚えている。
「あの子は頭がいいな、隣にいた子も。お前が言っているのはどっちだ?」
(あん時は確か…)
「後ろで髪の毛まとめてて、最後の子」
「じゃあ、柊木美羽という奴だな」
「ひいらぎ…みう…」
響輝が口にした名を繰り返す。
そして自覚してしまった。
「好きだ~…」
「…は?」
声に出していたのか響輝が反応した。
「お前、本気か?」
「ガチでマジで本気だ!」
響輝が俺の頬を力強く引っ張ってきたが痛みしか感じない。
その日から響輝は俺を呆れてる目で見てくるようになった。
久々のまとまった休み。
俺と響輝と社員の何人かで旅行に行った。
そこにも偶然で彼女がいた。
友達は気づいていないようだったが、彼女は…柊木美羽はこっちを見た。
また目が合って柊木美羽は逸らしてしまった。
気づかなかった振りをして廊下を歩く。
柊木美羽は来た廊下を戻って行った。
柊木美羽と友人は俺達より先に旅館を出たようだった。
旅館の部屋でまた響輝に話す。
響輝も気づいてはいないようだった。
新入社員を迎える入社式。
やっぱりそこに柊木美羽はいた。
俺は挨拶と言われ壇上に上がった。
柊木美羽は驚いているようだった。
その日の夕方あたり、自分の携帯から電話をかけた。
ものすごく驚いている様子だったけど、俺的には声が聞けて良かった。
電話番号は響輝に教えてもらった。
社員の個人情報を管理しているのは響輝。
そして初出勤前に会う約束まで取り付けた。
俺的には絶好調だった。
『私、薙田悠哉と新入社員の柊木美羽は結婚致します!』
俺は真剣のつもりだった。
柊木美羽の反応が気になる。
仕事が始まる鐘を合図に俺は柊木美羽を自分が仕事をしている社長室に連れてきた。
驚かせはしたが、柊木美羽は否定してくることはなかった。
彼女に恋をして良かったと心からそう思った。
響輝は彼女に興味を示さない。
仕事とプライベートを分けることが一番上手い男だ。
昼休みに彼女の様子を聞いた。
誰よりも仕事覚えが早いようで、彼女の上司は人付き合いの方を心配していた。
俺は彼女の支えになれるよう努力しようと決意した。
新入社員を決める面接日。
秘書である幼馴染の間狩響輝に無理を言って面接官として面接会場に配置してもらった。
各部署の課長や部長が並ぶ中、一番端に俺の席は用意された。
もちろん、判断するのは俺じゃなく課長・部長だからだ。
秘書が胃を抱えてるのを見て、面接官の社員は苦笑いを浮かべていた。
俺は他の面接官同様、真剣に話を聞く。
相手に聞く質問は個人に任せており、学ぶことが多かった。
その時に出会ってしまった。
彼女に…。
俺はずっと彼女を見ていた。
会場に入って来た時から…。
変態と思われても仕方ない。
一目惚れだったから。
彼女が緊張しているのが手に取るように分かった。
目が合わないよう、手元に用意された資料を見る。
しかし次に目を向けた時偶然にも彼女と目が合ってしまった。
彼女の方も気が付いたようですぐに目を逸らされた。
俺はこの時思ってしまった。
(健気で可愛いなあ…)
俺の思考は全部奪われてしまった。
彼女は着実に面接官の質問に答えていく。
きちんと何を聞かれているのか理解しているようで、隣にいる友達らしき人同様に頭がいいという印象を受けた。
彼女たちの番が終わると俺は席を外した。
「はあ~…もう25だぞ」
自分に言い聞かせるように呟く。
彼女の事を考えると仕事もままならなかった。
「社長、ちゃんと仕事をしてください!」
遂には響輝にまで怒られてしまう始末。
「なあ響輝、彼女は何て言う名前なんだ?」
「彼女?面接に来てお前と目が合ったっていう?」
「…そう」
彼女の事は時間が経った今でも覚えている。
「あの子は頭がいいな、隣にいた子も。お前が言っているのはどっちだ?」
(あん時は確か…)
「後ろで髪の毛まとめてて、最後の子」
「じゃあ、柊木美羽という奴だな」
「ひいらぎ…みう…」
響輝が口にした名を繰り返す。
そして自覚してしまった。
「好きだ~…」
「…は?」
声に出していたのか響輝が反応した。
「お前、本気か?」
「ガチでマジで本気だ!」
響輝が俺の頬を力強く引っ張ってきたが痛みしか感じない。
その日から響輝は俺を呆れてる目で見てくるようになった。
久々のまとまった休み。
俺と響輝と社員の何人かで旅行に行った。
そこにも偶然で彼女がいた。
友達は気づいていないようだったが、彼女は…柊木美羽はこっちを見た。
また目が合って柊木美羽は逸らしてしまった。
気づかなかった振りをして廊下を歩く。
柊木美羽は来た廊下を戻って行った。
柊木美羽と友人は俺達より先に旅館を出たようだった。
旅館の部屋でまた響輝に話す。
響輝も気づいてはいないようだった。
新入社員を迎える入社式。
やっぱりそこに柊木美羽はいた。
俺は挨拶と言われ壇上に上がった。
柊木美羽は驚いているようだった。
その日の夕方あたり、自分の携帯から電話をかけた。
ものすごく驚いている様子だったけど、俺的には声が聞けて良かった。
電話番号は響輝に教えてもらった。
社員の個人情報を管理しているのは響輝。
そして初出勤前に会う約束まで取り付けた。
俺的には絶好調だった。
『私、薙田悠哉と新入社員の柊木美羽は結婚致します!』
俺は真剣のつもりだった。
柊木美羽の反応が気になる。
仕事が始まる鐘を合図に俺は柊木美羽を自分が仕事をしている社長室に連れてきた。
驚かせはしたが、柊木美羽は否定してくることはなかった。
彼女に恋をして良かったと心からそう思った。
響輝は彼女に興味を示さない。
仕事とプライベートを分けることが一番上手い男だ。
昼休みに彼女の様子を聞いた。
誰よりも仕事覚えが早いようで、彼女の上司は人付き合いの方を心配していた。
俺は彼女の支えになれるよう努力しようと決意した。