只今上司がデレデレちゅぅ!!〜溺愛上司に愛されて〜
「美羽!?」
「あ、桃歌…おはよう」
会社のロビーで桃歌と会う。
桃歌は美羽を見て驚いた。
青白い顔色に、ぼさぼさの髪の毛、極めつけは目の下の隈。
目の下の隈が美羽の眼付を悪くする。
「美羽、ちょっと」
「え?」
気の抜けた返事しかしない美羽を桃歌は近くの化粧室に連れ込んだ。
「美羽、どうしたのよ」
今にも倒れそうな美羽の腕をがっしりと掴む。
「うーん…考え事してたら朝だった?」
「はぁっ!?…って私のせいね、ごめん」
桃歌は昨日美羽と電話したことを思い出した。
「ううん、違くて。桃歌のせいではないよ…」
美羽は青白い顔で笑う。
桃歌は胸が苦しくなるのを感じた。
「こっち向いて…目の下の隈くらい消せると思うから」
桃歌は自分のポーチから化粧品を取り出すと、美羽に化粧を施した。
「うん、これでいいと思う。櫛は…上だ。後でまとめよ」
ぶつぶつ言いながら桃歌はポーチに化粧品を片していく。
「ありがとう、桃歌」
「もう倒れて欲しくないからね!」
「うん、ごめん
「うっ…謝らないでよ」
桃歌と美羽は化粧室を出て部署に向かった。
朝、会った時よりはマシだがやはり美羽の顔色はいつになく悪かった。
仕事中にウトウトしているところを響輝に見られ、美羽は仮眠室に連れて行かれた。
響輝は美羽を簡易ベッドに寝かせると仮眠室を出た。
美羽の漏らしたため息が響く。
「だめだなあ…」
美羽は一人呟く。
何とも思っていなかったはずなのに。
冗談だと思っていたはずなのに。
嘘だと自分の中で決めつけていたはずなのに。
「あ~あ、気づいちゃった…っ」
まるで気づきたくなんてなかった様な言い方だ。
「私…いつから…」
社長の事が…。
そこまで思い考えて頭を振り否定する。
しかし気づいてしまったのだからもう否定はできない。
美羽は上司であり自分が勤める会社の社長である悠哉に…、
恋をした。
「あ、桃歌…おはよう」
会社のロビーで桃歌と会う。
桃歌は美羽を見て驚いた。
青白い顔色に、ぼさぼさの髪の毛、極めつけは目の下の隈。
目の下の隈が美羽の眼付を悪くする。
「美羽、ちょっと」
「え?」
気の抜けた返事しかしない美羽を桃歌は近くの化粧室に連れ込んだ。
「美羽、どうしたのよ」
今にも倒れそうな美羽の腕をがっしりと掴む。
「うーん…考え事してたら朝だった?」
「はぁっ!?…って私のせいね、ごめん」
桃歌は昨日美羽と電話したことを思い出した。
「ううん、違くて。桃歌のせいではないよ…」
美羽は青白い顔で笑う。
桃歌は胸が苦しくなるのを感じた。
「こっち向いて…目の下の隈くらい消せると思うから」
桃歌は自分のポーチから化粧品を取り出すと、美羽に化粧を施した。
「うん、これでいいと思う。櫛は…上だ。後でまとめよ」
ぶつぶつ言いながら桃歌はポーチに化粧品を片していく。
「ありがとう、桃歌」
「もう倒れて欲しくないからね!」
「うん、ごめん
「うっ…謝らないでよ」
桃歌と美羽は化粧室を出て部署に向かった。
朝、会った時よりはマシだがやはり美羽の顔色はいつになく悪かった。
仕事中にウトウトしているところを響輝に見られ、美羽は仮眠室に連れて行かれた。
響輝は美羽を簡易ベッドに寝かせると仮眠室を出た。
美羽の漏らしたため息が響く。
「だめだなあ…」
美羽は一人呟く。
何とも思っていなかったはずなのに。
冗談だと思っていたはずなのに。
嘘だと自分の中で決めつけていたはずなのに。
「あ~あ、気づいちゃった…っ」
まるで気づきたくなんてなかった様な言い方だ。
「私…いつから…」
社長の事が…。
そこまで思い考えて頭を振り否定する。
しかし気づいてしまったのだからもう否定はできない。
美羽は上司であり自分が勤める会社の社長である悠哉に…、
恋をした。