只今上司がデレデレちゅぅ!!〜溺愛上司に愛されて〜
面接の合格は郵便で知らされる。
美羽も桃歌も大学には行かず、自宅で待機していた。
郵便が届くまでの間、美羽は桃歌と電話していた。
『そんなに不安にならなくてもいいと思うけど』
「でもでも、やっぱり不安だよ」
面接の時も旅行先で偶然見かけた時も、目を逸らしたことを美羽は反省していた。
『大丈夫だよ、面接受からなかったら先生の元に行くんでしょ?』
「…そんな簡単に諦めたくないよ。だって今やってる研究だってあの会社が切欠だもん」
『じゃあ、強く信じることね。私が見てた限り、貴方はあの時誰よりも堂々としてたわよ』
「本当…?」
『ええ、凄くかっこよかった!じゃあ、また後でね』
そう言って桃歌は電話を切った。
結果が来るまで美羽は不安でそわそわしていた。
気持ちを切り換えるためにパソコンを開くがそう上手くはいかない。
『郵便でーす』
気持ちが落ち着かないまま、郵便配達の人が玄関の外から声をかける。
「は、はーい…」
返事をする美羽の声は震えていた。
「あ、郵便です」
「はい、ありがとうございます」
郵便配達の人は美羽に渡すとバイクに乗って走って行った。
美羽はリビングの白いソファーに座って封筒を開ける。
美羽の喉がゴクリと鳴った。
そぉーっと封筒の中から三つ折りにされた紙を取り出す。
目をキュッと瞑って紙を開いた。
上からゆっくりと読んでいく。
そして美羽の目に…『採用』という文字が止まった。
美羽は一瞬固まり目を擦った。
何回も瞬きを繰り返し、何度も読んだ。
間違いなく『採用』と書いてあった。
美羽も桃歌も大学には行かず、自宅で待機していた。
郵便が届くまでの間、美羽は桃歌と電話していた。
『そんなに不安にならなくてもいいと思うけど』
「でもでも、やっぱり不安だよ」
面接の時も旅行先で偶然見かけた時も、目を逸らしたことを美羽は反省していた。
『大丈夫だよ、面接受からなかったら先生の元に行くんでしょ?』
「…そんな簡単に諦めたくないよ。だって今やってる研究だってあの会社が切欠だもん」
『じゃあ、強く信じることね。私が見てた限り、貴方はあの時誰よりも堂々としてたわよ』
「本当…?」
『ええ、凄くかっこよかった!じゃあ、また後でね』
そう言って桃歌は電話を切った。
結果が来るまで美羽は不安でそわそわしていた。
気持ちを切り換えるためにパソコンを開くがそう上手くはいかない。
『郵便でーす』
気持ちが落ち着かないまま、郵便配達の人が玄関の外から声をかける。
「は、はーい…」
返事をする美羽の声は震えていた。
「あ、郵便です」
「はい、ありがとうございます」
郵便配達の人は美羽に渡すとバイクに乗って走って行った。
美羽はリビングの白いソファーに座って封筒を開ける。
美羽の喉がゴクリと鳴った。
そぉーっと封筒の中から三つ折りにされた紙を取り出す。
目をキュッと瞑って紙を開いた。
上からゆっくりと読んでいく。
そして美羽の目に…『採用』という文字が止まった。
美羽は一瞬固まり目を擦った。
何回も瞬きを繰り返し、何度も読んだ。
間違いなく『採用』と書いてあった。