只今上司がデレデレちゅぅ!!〜溺愛上司に愛されて〜
美羽は桃歌のことを悠哉には話さなかった。
桃歌がきっとそれを望まないから。
「人はいつ、人を好きになるのでしょう」
「ん?」
美羽の呟きは隣にいた悠哉に聞かれたらしい。
「告白されたら誰でも戸惑いますよね?」
美羽は悠哉に聞いた。
「んー、それは分からないな。いつも告白してばっかだったし。それに、告白されたら断ってたから」
「そうなんですね…って、中原さんの時は?」
悠哉はしまったと顔を歪ませた。
それでも、聞かれたからには答えるのが悠哉。
「中原の時は断ってもしつこいので、響輝と付き合ってるって噂流した」
それでも迫ってきたと悠哉は付け足す。
「その情報は…他の層の人が盛り上がりそうですね」
「ああ、それはしつこかった」
やはり色々と聞かれたのだろう。
「話はそれたが、戸惑う人はいるだろうな。美羽もそうだったろ?」
その自覚はあるのか、と美羽は思った。
「…悠哉さんってお幾つでしたっけ?」
美羽が思い出したように聞いた。
「25だよ、響輝もそう」
結婚はまだ慌てる年代ではないだろう。
美羽の謎は深まっていくばかりだった。
桃歌がきっとそれを望まないから。
「人はいつ、人を好きになるのでしょう」
「ん?」
美羽の呟きは隣にいた悠哉に聞かれたらしい。
「告白されたら誰でも戸惑いますよね?」
美羽は悠哉に聞いた。
「んー、それは分からないな。いつも告白してばっかだったし。それに、告白されたら断ってたから」
「そうなんですね…って、中原さんの時は?」
悠哉はしまったと顔を歪ませた。
それでも、聞かれたからには答えるのが悠哉。
「中原の時は断ってもしつこいので、響輝と付き合ってるって噂流した」
それでも迫ってきたと悠哉は付け足す。
「その情報は…他の層の人が盛り上がりそうですね」
「ああ、それはしつこかった」
やはり色々と聞かれたのだろう。
「話はそれたが、戸惑う人はいるだろうな。美羽もそうだったろ?」
その自覚はあるのか、と美羽は思った。
「…悠哉さんってお幾つでしたっけ?」
美羽が思い出したように聞いた。
「25だよ、響輝もそう」
結婚はまだ慌てる年代ではないだろう。
美羽の謎は深まっていくばかりだった。