只今上司がデレデレちゅぅ!!〜溺愛上司に愛されて〜
再会と宣言
「新入社員の皆さん。ご入社おめでとうございます…」
美羽と桃歌は無事に大学を卒業し、入社式に出ていた。
大きな会場を借りて行われている入社式。
入る部署によって席が違っていた。
美羽と桃歌は同じ部署に配属されることになった。
「それでは、御社の社長からの挨拶です」
式の司会・進行の人が端に下がってステージ上に社長が壇上する。
美羽は社長を見て驚いていた。
面接・旅行で目が合った人物…それが会社の社長であった。
「えー、改めてご入社おめでとうございます。代表取締役、薙田悠哉です…」
「あれって面接にいた人だよね?」
隣に座っていた桃歌が美羽に小さく耳打ちをしてきた。
美羽はそれにうんと音を出さずに頷く。
桃歌も気が付いたようで驚いていた。
「まさか、あそこにいた人が社長だったなんて…」
美羽は目が合って逸らしたのが入社した会社の社長だったとは知らない。
美羽は気が遠くなるの感じた。
悠哉の挨拶が終わって少しの挨拶で入社式は終わった…。
美羽と桃歌は一足早く会場を出た。
「でも驚いたわね…」
「うん」
桃歌は鞄の中に忍ばせていた飴をなめる。
美羽も桃歌から飴を1つ貰いなめながら歩いた。
社内の案内は初日にすると入社式で説明された。
今日は真っ直ぐ帰る人とご飯に行く人が多いだろう。
美羽と桃歌はまっすぐ寄り道もしないで家に帰った。
「…後で家来る?美羽」
「え、いいの?」
「うん、いいよ」
美羽は一旦桃歌と別れて家に向かった。
着替えてから桃歌の家に行く手はずとなった。
家ということは飲んでお泊りだろうと予測し、美羽はお泊りセットをクローゼットから取り出した。
小物の準備中、美羽の携帯が鳴った。
携帯の画面に表示されたのは登録されていない知らない番号。
出るか迷ったが美羽は恐る恐る電話に出た。
「はい、もしもし。柊木ですけど…」
『あ、良かった出た。柊木美羽さんの携帯でしょうか』
電話の相手は少し若めの男性。
そして聞いたことがあるような声だった。
ここ最近に聞いたことがあるような声。
美羽は緊張しながらも答える。
「はい、そうですけど。どちら様でしょうか」
『ああ、すまない。自己紹介が遅れた。マジックドリーム社の薙田悠哉です。』
美羽は名前を聞いた瞬間、開いた口が閉じれなかった。
『ん?どうかしたか』
「あ、いえ…。何故社長が直々に電話を?」
そう聞く美羽の声は少し緊張で震えていた。
『ああ、君とは何らかの縁があると思ってな。面接のときもそしてあの旅館のときも…』
悠哉もまた美羽のことを覚えていたのだ。
悠哉は直に会いたいと連絡をしてきた。
それから少し話して電話は終わった。
美羽は履歴から悠哉の電話番号を登録した。
会社からにしては長い電話番号。
登録したのが悠哉個人の携帯番号だと美羽が気づくのは桃歌に言われてからだった。
美羽と桃歌は無事に大学を卒業し、入社式に出ていた。
大きな会場を借りて行われている入社式。
入る部署によって席が違っていた。
美羽と桃歌は同じ部署に配属されることになった。
「それでは、御社の社長からの挨拶です」
式の司会・進行の人が端に下がってステージ上に社長が壇上する。
美羽は社長を見て驚いていた。
面接・旅行で目が合った人物…それが会社の社長であった。
「えー、改めてご入社おめでとうございます。代表取締役、薙田悠哉です…」
「あれって面接にいた人だよね?」
隣に座っていた桃歌が美羽に小さく耳打ちをしてきた。
美羽はそれにうんと音を出さずに頷く。
桃歌も気が付いたようで驚いていた。
「まさか、あそこにいた人が社長だったなんて…」
美羽は目が合って逸らしたのが入社した会社の社長だったとは知らない。
美羽は気が遠くなるの感じた。
悠哉の挨拶が終わって少しの挨拶で入社式は終わった…。
美羽と桃歌は一足早く会場を出た。
「でも驚いたわね…」
「うん」
桃歌は鞄の中に忍ばせていた飴をなめる。
美羽も桃歌から飴を1つ貰いなめながら歩いた。
社内の案内は初日にすると入社式で説明された。
今日は真っ直ぐ帰る人とご飯に行く人が多いだろう。
美羽と桃歌はまっすぐ寄り道もしないで家に帰った。
「…後で家来る?美羽」
「え、いいの?」
「うん、いいよ」
美羽は一旦桃歌と別れて家に向かった。
着替えてから桃歌の家に行く手はずとなった。
家ということは飲んでお泊りだろうと予測し、美羽はお泊りセットをクローゼットから取り出した。
小物の準備中、美羽の携帯が鳴った。
携帯の画面に表示されたのは登録されていない知らない番号。
出るか迷ったが美羽は恐る恐る電話に出た。
「はい、もしもし。柊木ですけど…」
『あ、良かった出た。柊木美羽さんの携帯でしょうか』
電話の相手は少し若めの男性。
そして聞いたことがあるような声だった。
ここ最近に聞いたことがあるような声。
美羽は緊張しながらも答える。
「はい、そうですけど。どちら様でしょうか」
『ああ、すまない。自己紹介が遅れた。マジックドリーム社の薙田悠哉です。』
美羽は名前を聞いた瞬間、開いた口が閉じれなかった。
『ん?どうかしたか』
「あ、いえ…。何故社長が直々に電話を?」
そう聞く美羽の声は少し緊張で震えていた。
『ああ、君とは何らかの縁があると思ってな。面接のときもそしてあの旅館のときも…』
悠哉もまた美羽のことを覚えていたのだ。
悠哉は直に会いたいと連絡をしてきた。
それから少し話して電話は終わった。
美羽は履歴から悠哉の電話番号を登録した。
会社からにしては長い電話番号。
登録したのが悠哉個人の携帯番号だと美羽が気づくのは桃歌に言われてからだった。