いじめから救ってくれた捨て猫
僕は部屋で寝かされていましたが、あいかわらずに血は止まらず、生暖かい血を飲み込み続けていました。

もちろん食事はできません。

やがて、その日は眠り、翌朝、目が覚めると、母親が僕の寝ている部屋の襖を開けたまま、隣の部屋で化粧をしていて、僕が起きたのに気がつき

「目が覚めたんな?」

僕に話しかけてきましたが、僕には喋る元気も無くて、ただ顔を横に向けて、母親の顔を見ていました。

「今日も病院へ治療に行くよ」

母親が僕に話した時、少し気分が悪くなってきたので、立ち上がろうとしたのですが、立ち上がれません。

どんなに力を入れて立ち上がろうとしても、力が入らないのです。
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