いじめから救ってくれた捨て猫
そして小学二年生になってまもなく祖父が亡くなり、家族は父親の実家に引っ越しました。

小学二年生までの担任の先生は、僕が手術をしたのを知っていて、身体が、あまり強くないのを気に掛けていてくれていた気がします。

僕の顔色とかが悪そうだと、すぐに保健室へ連れて行ってくれていたからです。

父親の実家は、もともと住んでいた海の間際の家からは二キロくらい町中に入った所にあったのですが、学区は同じで、僕は同じ小学校の同じクラスに通っていたのです。

ただ、それまでは正門から学校に出入りしていたのが、通学路が反対方向になり裏門から出入りするようになりました。

そういうわけで幼稚園時代にいじめを受けていた三人とは、まったく出会わなくなりました。

小学校二年生までは、先生が気に掛けていてくれたこともあり、いじめられた思いでは、全くありません。

でも身体は弱くて、力も無く、小さくて痩せっぽちのままでした。
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