いじめから救ってくれた捨て猫
僕の使っている鉛筆の芯をすべて折られたり、掃除の時間には箒で掃くまねをしながら僕を箒で叩いたりします。

体操の時間に運動場に出ようとすると、僕の靴を遠くへ放り投げて遅らせたり、教室に入る時に僕が前に居ると、早く入れと、うしろから僕の頭を叩いたりしました。

でも僕は身体が小さくて、気が弱くて怖がりだったので、黙って我慢していました。

もちろん僕を助けてくれる友達も居ません。

話し相手すら居なかったのですから・・・









僕の友達は、僕が拾ってきて家で飼っていた犬と猫だけでした。

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