いじめから救ってくれた捨て猫
僕は彼の話をしている子猫が僕の捨てた子猫であってほしいと祈りました。

しかし話をしている子猫が、僕の捨てた子猫とは限りません。

どうにかして、その子猫を見てみたいと思っていました。

確認がしたかったのです。

僕をいつもいじめている男の子の名前は山中君といいますが、その山中君が拾って飼い始めた子猫が、どうしても見たいのですが、僕は、いつもいじめられている山中君が怖くて話しかける勇気が出ません。

結局、その日は下校するまで話はできませんでした。





僕は家に帰ると、昨日の子猫を捨てた場所まで自転車に乗って、子猫がいるかどうか見に行きました。

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