いじめから救ってくれた捨て猫
その翌日からです。

山中君は僕をいじめなくなりました。

最初は、なぜか戸惑いました。

山中君は、子猫の話を度々僕に話すようになり、子猫が気に入り、好きで楽しくてたまらないようすです。

僕も子猫の話を聞くと嬉しくて、楽しかったのです。

いつのまにか、山中君は僕にとっては最初の友達になりました。

そして、いじめがなくなっただけではなく、僕が他の子に嫌がらせを受けていると、かばってくれるようになったのです。

もともと山中君はいじめのボス的な存在だったので、みんなは山中君には逆らいません。

そして山中君自身もいじめを誰にもしなくなりました。
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