いじめから救ってくれた捨て猫
先生が言います。

「すぐに終わるから、少しの辛抱だから、我慢しなさい」

次の瞬間、激しい痛みが喉の奥にはしりました。

先生が口の奥の扁桃を切り落としていきますが、激しい痛みに、うめき声をあげ、手を動かそうとしますが、手は固定されているので動かせません。

なされるがままです。




そして手術が終わり、口にはめられていた器具を外し、血止めの薬を飲まされ、手術台から降ろされるとベッドに横にされました。

とにかく大量の血が出てくるので、血が気管に入らないように少し頭を上げた状態で横になっています。
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