俺様社長はウブな許婚を愛しすぎる
「よし、着いたぞ千和」
あれから彼の運転する車でたどり着いた先は、来週オープン予定の水族館だった。
「ここ……」
車から降りて水族館を見上げていると、和臣さんは車のカギを施錠し私の隣に立った。
「前に千和、オープンしたら行きたいと言っていただろ?」
「……はい」
そうだった。
都内にオープンする水族館は近代的な造りで、最新技術を屈指して展示が行なわれると聞き、オープンしたら行きたいと和臣さんに話したことがある。でも今はまだオープン前のはず。
「実は今日、関係者に向けたプレオープンなんだ。施工した会社の社長と知り合いでな。チケットを譲ってもらったんだ。……どうしても千和を連れていきたくて」
「和臣さん……」
どうしよう、すごく嬉しい。まさか私の誕生日にこんなサプライズを用意してくれていたなんて。
嬉しくて泣いてしまいそうだ。
「早速行こう」
「……はい!」
返事をすると当たり前のように繋がれた手。
彼の大きな手に引かれキュンとしながらも、オープン前の水族館を彼とめいいっぱい満喫していった。
あれから彼の運転する車でたどり着いた先は、来週オープン予定の水族館だった。
「ここ……」
車から降りて水族館を見上げていると、和臣さんは車のカギを施錠し私の隣に立った。
「前に千和、オープンしたら行きたいと言っていただろ?」
「……はい」
そうだった。
都内にオープンする水族館は近代的な造りで、最新技術を屈指して展示が行なわれると聞き、オープンしたら行きたいと和臣さんに話したことがある。でも今はまだオープン前のはず。
「実は今日、関係者に向けたプレオープンなんだ。施工した会社の社長と知り合いでな。チケットを譲ってもらったんだ。……どうしても千和を連れていきたくて」
「和臣さん……」
どうしよう、すごく嬉しい。まさか私の誕生日にこんなサプライズを用意してくれていたなんて。
嬉しくて泣いてしまいそうだ。
「早速行こう」
「……はい!」
返事をすると当たり前のように繋がれた手。
彼の大きな手に引かれキュンとしながらも、オープン前の水族館を彼とめいいっぱい満喫していった。