俺様社長はウブな許婚を愛しすぎる
「大川さん、落ち着いてお聞きください。……先ほど代表が救急車で病院へ運ばれました」
「――え」
和臣さんが救急車で病院へ? 目の前が真っ白になる。
「田中さん、それ本当ですか!?」
「えぇ。本日はご自分で出勤されると言われていたのですが、いつまで経ってもおいでにならないのでお電話をしたところ、病院の方が出られまして……」
嘘でしょ、和臣さんが病院へ運ばれたなんて。どうして? なぜ?
もしかしてなにか大きな事故に巻き込まれたりしたの? 和臣さんは無事なの?
「お兄ちゃんは無事なんですか!? 」
「それはっ……」
言葉を濁し、目を伏せた田中さんの姿を見た瞬間、気づいたら口が勝手に動いた。
「ごめん灯里ちゃん! 今日任せてもいいかな!?」
「もっ、もちろんです! 行ってください千和さん!」
「ありがとう」
次に田中さんに尋ねる。
「田中さん、和臣さんが運ばれた病院を教えてください!」
すると彼はすぐに頷き、「お送りします」と言うと先に歩き出した。
「――え」
和臣さんが救急車で病院へ? 目の前が真っ白になる。
「田中さん、それ本当ですか!?」
「えぇ。本日はご自分で出勤されると言われていたのですが、いつまで経ってもおいでにならないのでお電話をしたところ、病院の方が出られまして……」
嘘でしょ、和臣さんが病院へ運ばれたなんて。どうして? なぜ?
もしかしてなにか大きな事故に巻き込まれたりしたの? 和臣さんは無事なの?
「お兄ちゃんは無事なんですか!? 」
「それはっ……」
言葉を濁し、目を伏せた田中さんの姿を見た瞬間、気づいたら口が勝手に動いた。
「ごめん灯里ちゃん! 今日任せてもいいかな!?」
「もっ、もちろんです! 行ってください千和さん!」
「ありがとう」
次に田中さんに尋ねる。
「田中さん、和臣さんが運ばれた病院を教えてください!」
すると彼はすぐに頷き、「お送りします」と言うと先に歩き出した。