俺様社長はウブな許婚を愛しすぎる
「ありがとうございます! ごめん、灯里ちゃん行ってくるね。状況がわかったらすぐに連絡するから」
「はい、お気をつけて」
灯里ちゃんに見送られ、急いでオフィスを後にした。
田中さんの運転する車の中で私は両手をギュッと握りしめ、彼の無事を祈るばかりだった。
状況がわからないからこそ余計に不安に駆られる。
昨日まではあんなに元気だったのに。まさかもう二度と会えなくなるだなんてこと、ないよね?
不安に押し潰されそうになる私を乗せて、田中さんが運転する車が到着した先は佐々木総合病院。
ここはたしか健太郎さんが勤めている病院だったはず。
身内のところに運ばれたってことは、やっぱり大きな事故かなにかに巻き込まれて、重症なのだろうか。
車から降りて田中さんに案内されるがまま駆け足で向かった先は、緊急外来の処置室。
田中さんが受付に聞いてくれて、中に入っても良いと許可をもらうと、たまらず勢いよくドアを開けた。
「和臣さん!!」
「はい、お気をつけて」
灯里ちゃんに見送られ、急いでオフィスを後にした。
田中さんの運転する車の中で私は両手をギュッと握りしめ、彼の無事を祈るばかりだった。
状況がわからないからこそ余計に不安に駆られる。
昨日まではあんなに元気だったのに。まさかもう二度と会えなくなるだなんてこと、ないよね?
不安に押し潰されそうになる私を乗せて、田中さんが運転する車が到着した先は佐々木総合病院。
ここはたしか健太郎さんが勤めている病院だったはず。
身内のところに運ばれたってことは、やっぱり大きな事故かなにかに巻き込まれて、重症なのだろうか。
車から降りて田中さんに案内されるがまま駆け足で向かった先は、緊急外来の処置室。
田中さんが受付に聞いてくれて、中に入っても良いと許可をもらうと、たまらず勢いよくドアを開けた。
「和臣さん!!」