俺様社長はウブな許婚を愛しすぎる
バス停に着き時刻表で確認すると、次のバスはニ十分後。
ふたりでバス停にあるベンチに並んで座ると、すぐに和臣さんが口を開いた。
「千和……この間は本当に悪かった。大切なお前の誕生日を忘れていたとか、本当に最低だよな。……ごめん」
申し訳なさそうに謝罪の言葉を繰り返す和臣さん。
やっぱり彼は私が誕生日を忘れていたから、婚約を白紙に戻してほしいと言ったと思っているんだ。
でもそう思わてしまったのは、私がいつも和臣さんに自分の気持ちを伝えていないからだ。
私に向かって頭を下げる彼に自分の想いを伝えた。
「和臣さん……怒っているのは誕生日を忘れられていたからではありませんよ?」
「え?」
目を丸くさせて驚く彼。
「もちろん多少は怒っていますけど。……でも私から誕生日だと伝えていませんでしたし」
「じゃ、じゃあなぜ婚約を白紙に戻してほしいと……?」
もっともなことを聞いてきた彼にずっと溜め込んでいた想いを吐露した。
ふたりでバス停にあるベンチに並んで座ると、すぐに和臣さんが口を開いた。
「千和……この間は本当に悪かった。大切なお前の誕生日を忘れていたとか、本当に最低だよな。……ごめん」
申し訳なさそうに謝罪の言葉を繰り返す和臣さん。
やっぱり彼は私が誕生日を忘れていたから、婚約を白紙に戻してほしいと言ったと思っているんだ。
でもそう思わてしまったのは、私がいつも和臣さんに自分の気持ちを伝えていないからだ。
私に向かって頭を下げる彼に自分の想いを伝えた。
「和臣さん……怒っているのは誕生日を忘れられていたからではありませんよ?」
「え?」
目を丸くさせて驚く彼。
「もちろん多少は怒っていますけど。……でも私から誕生日だと伝えていませんでしたし」
「じゃ、じゃあなぜ婚約を白紙に戻してほしいと……?」
もっともなことを聞いてきた彼にずっと溜め込んでいた想いを吐露した。