俺様社長はウブな許婚を愛しすぎる
『結婚してください』
「一時はどうなるかと思いましたが、本当にお兄ちゃんと元に戻って安心しました」
「ごめんね、色々と心配かけちゃって」
次の日の始業開始前。受付で灯里ちゃんとミーテイングしながら、話しは昨日のことになる。
昨日、会社に戻ろうと言う私を押し切り出社せず、ふたりでデートに出掛けてしまった。
『こんな日に千和と過ごさないでどうする!』って言ってくれて嬉しかったけれど、今聞いたら会社で田中さんが苛々していて、大変だったとか……。
「しかしお兄ちゃんにも困ったものですね。まさか足を捻ったくらいで救急車を呼んじゃうとか」
呆れ顔の灯里ちゃんに私も苦笑い。
「でもこれで本当に近いうちに千和さんと、姉妹になれるかと思うと嬉しいです」
「……うん、私も」
ふたりで嬉しくて笑い合った後、仕事の準備に取り掛かる。
今日の来客予定を確認したりしていると、そろそろ始業開始時刻を迎える。
昨日灯里ちゃんに迷惑かけちゃった分、気を引き締めて頑張ろうと気合いを入れた時、玄関のドアが開かれた。
「ごめんね、色々と心配かけちゃって」
次の日の始業開始前。受付で灯里ちゃんとミーテイングしながら、話しは昨日のことになる。
昨日、会社に戻ろうと言う私を押し切り出社せず、ふたりでデートに出掛けてしまった。
『こんな日に千和と過ごさないでどうする!』って言ってくれて嬉しかったけれど、今聞いたら会社で田中さんが苛々していて、大変だったとか……。
「しかしお兄ちゃんにも困ったものですね。まさか足を捻ったくらいで救急車を呼んじゃうとか」
呆れ顔の灯里ちゃんに私も苦笑い。
「でもこれで本当に近いうちに千和さんと、姉妹になれるかと思うと嬉しいです」
「……うん、私も」
ふたりで嬉しくて笑い合った後、仕事の準備に取り掛かる。
今日の来客予定を確認したりしていると、そろそろ始業開始時刻を迎える。
昨日灯里ちゃんに迷惑かけちゃった分、気を引き締めて頑張ろうと気合いを入れた時、玄関のドアが開かれた。