青春は優しさを詰め込んだ星空のように輝いていた。
「空ちゃんにお願いがあるの」
桜のように儚く、寂しい女性だった気がする。
「…何ですか?」
「あの子と一緒にいてあげて欲しいの」
優しく綺麗に笑うのに、その笑顔はどこか死を連想させる。
「なんでおばさんは一緒にいてあげないの?」
「おばさんね遠いところに行くの。
もう、時間がないのあの子の側にはいてあげれない。
だから、あの子のこと頼んでもいいかしら?」
「分かった、あの子って…?」
「名前は_________」