青春は優しさを詰め込んだ星空のように輝いていた。



保健室は嫌いだ。


薬物の匂いが、

純白の白い壁が、

パイプ式のベットが、

先生の白衣が、




私をあの場所に連れ戻そうとするから。



「あら、真青(しんじょう)さん身体は大丈夫なの?」



教室の扉を開けようと取っ手に手をかけると後ろから声がして振り返れば、担任の内田先生が心配そうにこちらを見ていた。


「はい、もう大丈夫です」


「それなら良かったわ、今日委員会あるんだけど出れそうかしら?」


「出ます」


「場所は図書室だから、放課後に行ってちょうだいね」



先生は優しく微笑むと、その場を後にした。


ふぅ、と息を吐いて教室に入る。


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