その日、" 恋 "を知りました。

「嗚呼、素晴らしい高校生だ。皆学校等行きたくないと言うからな…頑張ってくるといい、勉強はこれから先お嬢さんの生活の中で大切なモノとなる。まあ、勉強の中には" 必要のない "モノもあるがな。」

彼の言葉は何処か身に染みた。
こんな言葉何時も先生が良く授業中に言うというのに───


自分が体験したかの様な感じがしたから…？、良く分からない。


「本当に、ありがとう御座います。このお礼は何時か必ず返しますッ！」

「楽しみにして待っていよう。後、出来るだけ満員電車は避けるといい…お嬢さんは匂い酔いが起こり易いタイプなのだろう、気をつけてくれ」

私は最後にまた、彼に一礼頭を下げる


嗚呼、優しい人だった 。

冷たい瞳に、声色＿＿こうゆう如何にも" エリート感ッ！！ "のある男性ってクラスの中では苦手な部類に当てはめられていたが、私は─────


「ぁ、あのッ！！ また…会えますでしょうかっ！」