最低だとわかっていても…
だけど会計の時に問題発生。
払う、払わないで揉めて結局折半に。
真吾は美桜は実は芯が強い子なんだと知った。

2人は仲直りのついでに手を繋いで美桜の家へ。
美桜の家は聖ヶ丘パークの2階。

「お邪魔します」

「どうぞー」

美桜はニコニコ笑顔だ。

「カレー急いで作るから、適当に座ってて」

「手伝うよ」

「ほんとに?ありがとう」

2人はキッチンに立ち、カレーを作り始める。
2人で作るとすぐに出来た。

「いただきまーす」

「いただきます」

「美味しいね。真吾くん。」

「美味いな」

食べ終わって片付けも終わり、ちゃっかり2人で勉強もしてもう帰る時間。

「美桜、ギュってしていい?」

「…うん」

この時初めて2人は抱きしめあった。
美桜は真吾の体温にドキドキしっぱなし。

「じゃあ帰るな。戸締り気をつけろよ。
俺4階の右端だからな。なんかあったらいつでも来ていいから」

「うん。ありがとう!」
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