最低だとわかっていても…
「美桜今日は学校だろ？早く支度しないと遅れるぞ」

「あっほんとだ！」

真吾くんに家まで送ってもらい、バイバイのキスをして急いで支度する。
真吾くんは昼から学校。だから行きは別々。
電車に揺られて学校に向かう。

今日は解剖生理学のテストがあった。
結果は…まあまあ。
可奈は散々だったらしい。
優也くんに怒られるって嘆いてた。
私も勉強しないと真吾くんに怒られる。

3年になるとほとんど実習と国試の勉強で忙しくなる。
真吾くんは就職でどれぐらい会えるかな…。

その日はひたすら勉強して、就職活動の話を聞いて昼から登校してきた真吾くんと一緒に帰った。

「美桜、今日テストあったんだって？」

ギクッ

「う、うん」

「見してみ」

テスト答案を真吾くんに差し出す。

「あーこれは難しいな」

といいながら分かりやすく教えてくれる真吾くん。
そんなところも大好きです。
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