最低だとわかっていても…
寝てる美桜を起こさない様にそっと家を出る。
名古屋 慧に会いに行くために。
駅に着くと教えてもらった番号にかける。
「もしもし、着きました。どこですか?」
「ここ、今手挙げてる」
いた。手挙げてる人。
無事に会うことができて席に着く。
「名古屋 慧です」
「岩崎 真吾です。看護師やってます」
「俺は医者やってる。名古屋総合病院って知ってる?そこで。
本題だけど、美桜ちゃんから何も聞いてない訳?」
「美桜からは何も」
「俺たち昔から結婚決まってんの。だから手引いてくれる?
美桜ちゃんが何も言わないのが何よりの証拠だろ」
「いえ、それは無理です。俺たちも将来の約束があるんで」
「美桜ちゃんから何も聞いてないのに?笑わせるね。とにかく美桜ちゃんは渡さないから。もう結婚式も決まってる。3週間後だ」
「そ…んな…」
「そんな訳で君が入る隙間はないって事。
今から美桜ちゃんを迎えに行くから」
名古屋 慧に会いに行くために。
駅に着くと教えてもらった番号にかける。
「もしもし、着きました。どこですか?」
「ここ、今手挙げてる」
いた。手挙げてる人。
無事に会うことができて席に着く。
「名古屋 慧です」
「岩崎 真吾です。看護師やってます」
「俺は医者やってる。名古屋総合病院って知ってる?そこで。
本題だけど、美桜ちゃんから何も聞いてない訳?」
「美桜からは何も」
「俺たち昔から結婚決まってんの。だから手引いてくれる?
美桜ちゃんが何も言わないのが何よりの証拠だろ」
「いえ、それは無理です。俺たちも将来の約束があるんで」
「美桜ちゃんから何も聞いてないのに?笑わせるね。とにかく美桜ちゃんは渡さないから。もう結婚式も決まってる。3週間後だ」
「そ…んな…」
「そんな訳で君が入る隙間はないって事。
今から美桜ちゃんを迎えに行くから」