最低だとわかっていても…
ーー翌日。
とうとうこの日が来ちゃった。
あの連絡から真吾くんとは連絡も取ってないし、会ってもない。
これからも会うことはないんだろうな…
でも愛し続けることは許してください…。
「美桜ちゃん、お客さん」
ドレスに着替え終わり、ヘアメイクも終わった所で慧さんが声をかけてくる。
「はい、どうぞ」
「み〜おう!結婚おめでと!」
「ありがと…」
「すいません慧さん、ちょっとだけ美桜お借りしてもいいですか?」
「まあ、あまり遅くなるなよ」
「はーい!ありがとうございます!」
部屋を出ると急に急ぎ足になる可奈。
どうしたんだろ?
「可奈どうし…」
見間違えるはずない、あれは間違いなく…
「!!真吾く…「美桜!」