最低だとわかっていても…
今日は真吾くんも日勤。
終わったら一緒に帰る予定。
あれから真吾くんの部屋に引っ越して一緒に住んでいる。

私が先に終わったから病院のカフェで真吾くんを待つ。
カフェラテが冷める頃、真吾くんはやってきた。

「お待たせ」

「真吾くんお疲れ様」

「美桜こそ初出勤お疲れ」

「ありがとう。帰ろっか」

「おう」

手を繋いで駅まで歩く。家までは3駅と近い。

「ねぇ真吾くん、お花見して帰ろ?」

「いいね、それ」

(だから?の言い方可愛すぎだろって)

真吾は籍を入れた今でも美桜の事を可愛いと思っている。

美桜の提案通り家の近くの公園で桜を見る。

「美桜これから何があっても美桜を守るから」

「真吾くん…私も真吾くんの事大切にするから」

2人約束のキスをする。
冷えてきた所で家に帰ることにした。
きっと今日見た桜は一生忘れないだろう。
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