和泉くんの考えてることはわからない。


「あーあ。花宮ちゃん完全にスイッチ入っちゃったね」

「……勘弁して」



大原くんと和泉くんがそんな会話をしていることなんて聞こえてない。




赤点回避のチャンスだ、これは。



「和泉くん!私に勉強を教えてください!!」


私は、これでもかと和泉くんにお願いをした。






***





で、その結果。




< 110 / 326 >

この作品をシェア

pagetop