和泉くんの考えてることはわからない。
「ふぅ〜、楽しかったー!」
「また後半で乗りに来ようぜ」
「お、いいねー」
4人の中で、私と大原くんが特に楽しんでいる。
その証拠に、ジェットコースターを降りてはしゃいでいるのは私たち2人だけ。
「…なんなの、あの2人」
「まぁまぁ和泉。大目に見てあげようよ」
後ろで和泉くんと早苗がそんな会話をしているのが聞こえたけど、テストという地獄から解放された私はとにかくはしゃぎまくった。
それからも色々なアトラクションに乗って、時刻はあっという間にお昼時。