和泉くんの考えてることはわからない。
◇ ずっと一緒だよ、和泉くん
「ここで待っててな。今手続きしてくるから」
「うん」
次の日。
私は、お婆ちゃんが一晩入院した病院に、お爺ちゃんとやってきていた。
検査の結果、お婆ちゃんの体に異常はなし。
お婆ちゃんは今先生の話を聞きに行っていて、その間にお爺ちゃんが受付で手続きを済ませている。
私は、待合室で2人を待機。
「…あれ?アオちゃんの彼女さん?」
「へ?」
突然、目の前にヒョコッと女の子が顔を出した。
可愛らしいその人は、正真正銘蒼くんの幼馴染。久野さん。