天然お姫様は最強総長様!


無理矢理食べる!


「あっりょー!あれ見て!」


「は!?何!?」


変なとこを指差して、りょーがそっちを見ている間に……!


カレーうどんを持って……そら急げ!


「なんにもねぇじゃん……って、あーっ!!……アイツ、どこ行きやがった!?」


「ケケケッ!逃げるが勝ち!ていうか、りょー、良くあんな手に引っ掛かったなぁ。」


私がやったんだけど。


食堂の一番端。知らない人達の机で一緒に昼を食べる。


りょーは必死に私を……つーか、カレーうどんを探している。


顔が怖い。


見つかったら大変そうだ。


速く食べて退散しよう。


「お前……何でここに座ったんだよ。」


「ん~?」


「ぅわっ!大蝶!?」


何でここに!!知らない人達だと思ってたのに……!


なんて日だ!!


「すいません、すいません。知らず知らず。ついつい。悪かった悪かった!」


これでも反省はしているよ!

< 10 / 55 >

この作品をシェア

pagetop