天然お姫様は最強総長様!


見えないだろうけど!!


「麗~!こんなところにいたんだ~!」


「……わぁ~。りょーったら気づくの遅いよぉ~。」


なんて言ってみたけど、汗ヤバイ。冷や汗。


りょーのスイッチがONになってるよ。ヤバイよ。スッゴクヤバイよ。


りょーはこれでも喧嘩出来るからね!


ここで喧嘩なんかになったら、大変だよ!


「か、カレーうどんは無事だよ……?」


りょーの前に恐る恐るカレーうどんを差し出してみる。


二口しか食べて無いから、まだりょー食べれるぐらいは残ってるよ。


機嫌治してよ~!!


怖いよ~!


「……はぁ。」


ため息さえも今は狂気だよ……。


これからは場を考えなきゃね!


「ほら。これでなんか買ってこい。」


そう言って、りょーは財布からせーえんを抜き出して渡してきた。


「……良いの?」


「おう。」


近くの空いている席に諦めたように座る。


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