天然お姫様は最強総長様!
だって、私の大切な友達だもん。
「ほいっ、とーちゃくっ!!」
いつもの通路をりょーと一緒に通ってきて、やっと着いたいつものガラス扉。
やっぱり、とてもめんどくさかったよ!!
りょーなんて何回も『ここどうなってんだ?』とか『めんどくせぇ構造。』とか呟いてたもん!
「ちょい待ってね~。」
疲れていそうなりょーにそう言って、暗証番号のシステムの前に立つ。
その後、顔認証をした。
「……本当にめんどくさいな。」
「ねー!私も皆は好きだけど、ここに来るまでは嫌いー!!」
ガラスの扉が開いて、中に入る。
りょーは後に続いて、恐る恐るといった感じで足を踏み入れた。
「はぐれないように着いてきてね!」
そう言って、幹部室に向かう。その間りょーは下っ端に好奇の目で見られまくっていた。
「皆、今日も来たよー!!」
「え……麗!?」