天然お姫様は最強総長様!
あー、そういえば、姫って思ってたしなぁ……。
普通ならカナが総長って思っちゃうよねぇー。
「……で?」
「………で?」
燈の言葉がよく分からなくておうむ返しをすると、呆れられた。
いや、主語が無いんだってば!
これは皆分からないよ!?
ちっちゃいくせに生意気だ!!
「それ関係ねぇ。つーか、俺の方が麗よりちょっと大きいし!」
「ちょっとでしょー!てか、なんで思ってること分かってんの?」
「声に出してる。」
マジか。悪口思っててもばれるじゃん。
「悪口思うなし。で、何でこいつを連れてきたの?」
燈はまたソファーに身を預け、りょーの事を見上げる。
カナと魁とアキは立ってりょーを見ている。
優樹菜ちゃんはカナの隣で戸惑っている。
なんだよー、優樹菜ちゃんの時は普通に歓迎したのにさぁー!
「仲間にしたいからに決まってるじゃん?」