天然お姫様は最強総長様!
「……そうか。なら、下っ端になるからな。世界の覚悟は簡単じゃ無いけど良いな?」
「はい。宜しくお願いします……!」
りょーがここに入ってくれた……!うれしい!!
これでいつでもどこでもりょーを弄れるね!!
「麗、笑顔が黒い。」
魁に指定されて、慌てて顔を直す。りょーにバレたら大変だ。
「後で優樹菜と一緒に皆に紹介するから。……それと……」
りょーにこれから何をしようか考えていたら、急に体が傾いた。
……何で!?
「……ぶっ!!」
傾いた体はカナの腕の中にすっぽり収まった。
いや、思いっきりぶつかったんだけどさ。
「麗は俺のだからね?」
下から見ても分かる。
コイツ、妖しく笑ってやがる!!何!?面白がっているの!?
あ……でも『麗は俺のだからね?』って……。
急に顔に熱が集まった。
「あ、奪う気は1マイクロも無いんで。」