天然お姫様は最強総長様!


「ねぇねぇ、どこ行くの~?」


「どっか。」


……随分と適当な答え方をしますね。


あのね?これでも私世界一位よ?裏の頂点だよ?


りょーの尊敬するべき相手なのよ?


分かってるかしら……?


「おい、麗。今日は倉庫行くの遅くなる。」


「…………………………………………………え?」


……今、なんて?


え?倉庫に行くのが遅くなる?……そんなの


「ダメ!!」


そんなことしたら、りょーの面白い反応が見れないじゃん!!


絶対ダメ!


「なんでだよ。」


少しムッとしながら軽く睨んでくるけど、そんなの怖くないからね!


逆にりょーの反応が見れない方が怖いよ。


「なにがなんでもゼーッタイ!ダメ!!」


「だから何でだよ!」


「っ……とにかく!今日は一緒に倉庫に行くの!」


「だから、何で!?」


「いいから従え!総長命令だよ!」
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