天然お姫様は最強総長様!



ベッドから降り、保健室を出る。


気ままに教室に向かった。


「あ!りょー!おはよう!」


今日最後の授業が始まる一分前。


自分の席に座り隣の席の奴におはようの挨拶をする。


挨拶は基本だよね。うん!


「……おはようって、お前、今何時だと思ってんの?」


「ん?えーと、三時四十五分だね!」


時計を見て時間を正確に答えてあげた。私偉い!


「そういうことじゃねぇよ!!何呑気に授業一分前に教室にきておはようって言ってんの!?」


「え?ダメだった?」


「ダメじゃねぇよ!挨拶は基本中の基本だよ!!」


「だよね~!」


ク「(突っ込む所がちげぇー!!!)」


なんて二人はクラスの皆が思っていた事を知らない。


「あ、りょー、教科書忘れた。見せて。」


手をばっとりょーの方に出してりょーを見る。


「……忘れたっつーか、持ってくるきねぇだろ。」


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