ダメだ、またコイツに。


「うんうん日和らしいわ…。


それじゃあ、元気でな」



服の袖で口元を押さえたまま、周くんは言った。

幼なじみとの別れを笑いながら済ますなんて、最低。


周くんはどっかおかしいんだよ。




「周くんのばーか、じゃあね!!」






この時大声で叫んだ私には分からなかった、
< 15 / 85 >

この作品をシェア

pagetop