ダメだ、またコイツに。


「本気で走れば、2限目の数IIには間に合うはず…1限は諦めるよ」


「せっかくここまで来たのにー!?もういいじゃん日和!」


「ダメだよ…私が納得いかないし」




私は2人の手を離し、さっきと真反対に走り出した。



2年生の一発目から信用を失う方が怖いし!!


本気で走れば1限の途中から入れるかもだし!!
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