ダメだ、またコイツに。


そんなことを考えている間に家の近くまで走ってきた。


この後ノートをカバンに入れたら、また走って学校に戻るなんて思うと鬱になるけど…。




私の目は、目の前の信号が赤に変わるのをとらえた。

こんな時に私はいつも信号に引っかかってしまう…。



「はあ…はあ…もー……」



目の前を通っていく車を、何も悪くないのに睨みつつ、休憩。

ぐちゃぐちゃになった髪や制服を整える。




すると、
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