ダメだ、またコイツに。


私は震える手で高校生を指差した。




「周…くん!!?」





絶対この雰囲気は加藤周!!


なんで気づかなかったんだろう!!?


こんな意地悪クソ悪魔!




「せいかーい」




ニヤニヤと笑う周くんは、


背も伸びてて
声変わりもしてて
髪も伸びてて、


それでもやっぱりあの


周くんだった。

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