ダメだ、またコイツに。


「佐お兄ちゃん…も、帰ってきてるの?」


「前と同じ家に俺と兄貴とで住んでるからな」





や、

やったーー!?!!?



待って待って、うそでしょ!?



さっき周くんを見た時にちょっと滲んだ涙が、今度こそ溢れそうだ。



そっか、佐お兄ちゃんはもう大学生で…。




ますますかっこよくなった佐お兄ちゃんを想像すると、顔が熱くなった。



だってたった3年でも、周くんでこれでしょ?


きっと佐お兄ちゃんは…。
< 33 / 85 >

この作品をシェア

pagetop