ダメだ、またコイツに。
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案の定先生に大説教された私が教室に戻れた時には、もう昼休みだった。
数IIノートは提出できたけど、無断で大遅刻したことについては許してもらえなかった(TT)
クタクタで席につくと、すぐにミヤちゃんとココがきてくれた。
「日和大丈夫?なんであんなに急いで帰ったのにこんな時間になっちゃったの?」
「あたしもココも心配したんだから。連絡ひとつ寄越さないし、事故にでも遭ったのかと思った」
2人は聞きながら、私の席でお弁当を広げ始めた。
ミヤちゃんもココも、私が帰ってくるのを待っててくれたんだ。
「ほんっとうにごめん!」