ダメだ、またコイツに。



『まだお前 佐おにーちゃん♡ とか呼んでんのかよ』…





私の中で佐お兄ちゃんは昔から佐お兄ちゃんで、私はこれから先もそう呼ぶつもりだったけど…。


やっぱり子どもっぽいのかな。


そんなだから妹みたいな扱い受けちゃうのかな。



変に引っかかったモヤモヤを振り切り、私は佐お兄ちゃんに笑い返した。




「…久しぶり佐くん」


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