見た目通りには行かない




「尊、良かったなー」



ポンと背中を叩くとトロンとした目を向けてきた

うわっ、なに?珍しく酔ってんのか?


「良かった………」

「は?」

「柔らかかった」

「!!な?」



なに?生々しいんだけど!



「いい匂いするし、柔らかいし、可愛くて
くそっ!麗に触れた男が許せねぇ!
お前まさか、麗になんかやってねぇだろうな!」

「な、ないない!」

「光輝!てめぇは、麗を抱き締めやがって!耳にキスしてたよなぁ!」

「はいはい、麗ちゃん小さくて柔らかかったなぁ!」

「光輝、お前煽るなよ」

「さんざん、麗ちゃんとのセックスの様子聞かされてるんだよ?
煽りたくもなる!もう、こんにゃくだよ!ふにゃふにゃ!
仕事中でも「やりてー」とか呟くし!」

「そ、そうか、光輝も大変なんだな……」

「って言う事で、あとはよろしく!
帰るときは迎え寄越すから連絡して!」

「え?」


そう言って、光輝は出ていった
おい!ちょっと待て!


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