“あなたを愛しています”






司君と……

想像するだけで、鼻血だって出てきてしまいそう。

それなのに、司君は動じない様子で、



「はやく花奈ちゃん、泊まりに来ないかなぁ!」



なんてはしゃいでいる。




あー、きっとこれは冗談だ。

冗談のノリなんだよね。




そう解釈した私は、



「うんうん!

じゃ、明日にでも行っちゃおっかなぁ」



わざとらしく答える。

すると、不意に肩を掴まれ、抱き寄せられた。



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