“あなたを愛しています”
「松島さん、ありがとうございました!
松島さんにお願いして、本当に良かったです!!」
佐藤さんは何度も頭を下げて、ホテルを後にした。
そんな佐藤さんを見送りながら、私まで幸せな気分になる。
佐藤さんが満足してくれたことに喜びながら、私もあんな式を挙げたいと思う。
もちろん、相手は司君だ。
純白のウエディングドレスを着て、司君の作ったブーケを持って。
そんな贅沢な幸せを味わいたいと、心から思った。