君は太陽
ずっと一緒に
少しだけ開いていたカーテンの隙間からのぞく太陽の光に誘われるように、私は目を覚ました。
目の前には、大好きな人のあどけない寝顔。
私を抱き枕のように抱きしめて眠る蒼大くんの顔を、起き抜けのぼんやりとした状態で眺めていた。
昨日、逢沢社長と三人で食事を終えた後、部屋に戻ってきた蒼大くんは、長いフライトの疲れを取ると言って、お風呂へと直行した。
そして、入れ替わりに入った私が出てきたときには、すうすうと規則正しい寝息を立てて熟睡に入っていたのだった。
久しぶりの再会。加えて私の気持ちを正直に伝えた後ということもあって、私としては少し身構えた状態にはなっていた。
それに、出張前の蒼大くんの態度から察するに、プロポーズもあるのではないか、なんて期待も少し持っていた。
ドキドキが最高潮の状態でバスルームから出た私を待っていたのは、寝息を立てる蒼大くんの姿。
その姿を見て、そういえば蒼大くんは出張帰りのその足で、私のことを探してくれていたことに改めて気づき、落胆しそうになっていた自分を恥じた。
そして、蒼大くんの隣に同じように横になり、睡魔に誘われるままに眠りについたのだった。
「ん……」
蒼大くんが私の横で小さく声を出し、モゾモゾと動きだした。
ゆっくりと開かれた目が、私の方を向く。
「おはよう、蒼大くん」
「……おはよ」
久々に聞く寝起きの声に、ドキドキしていると、背中に回っていた手に力が込められて、さっきよりもきつく抱きしめられた。
「あー、結衣が隣にいる」
「蒼大くん、苦しいよ」
「ごめん、ごめん。つい嬉しくて」
蒼大くんは笑いながら抱きしめる力を緩めてくれる。
「あ。忘れてた」
「え?」
何を、と発する前に唇にキスを落とされる。
「食事の後にって約束、忘れてた」
「仕方ないよ。蒼大くん、疲れてたんだし」
目の前には、大好きな人のあどけない寝顔。
私を抱き枕のように抱きしめて眠る蒼大くんの顔を、起き抜けのぼんやりとした状態で眺めていた。
昨日、逢沢社長と三人で食事を終えた後、部屋に戻ってきた蒼大くんは、長いフライトの疲れを取ると言って、お風呂へと直行した。
そして、入れ替わりに入った私が出てきたときには、すうすうと規則正しい寝息を立てて熟睡に入っていたのだった。
久しぶりの再会。加えて私の気持ちを正直に伝えた後ということもあって、私としては少し身構えた状態にはなっていた。
それに、出張前の蒼大くんの態度から察するに、プロポーズもあるのではないか、なんて期待も少し持っていた。
ドキドキが最高潮の状態でバスルームから出た私を待っていたのは、寝息を立てる蒼大くんの姿。
その姿を見て、そういえば蒼大くんは出張帰りのその足で、私のことを探してくれていたことに改めて気づき、落胆しそうになっていた自分を恥じた。
そして、蒼大くんの隣に同じように横になり、睡魔に誘われるままに眠りについたのだった。
「ん……」
蒼大くんが私の横で小さく声を出し、モゾモゾと動きだした。
ゆっくりと開かれた目が、私の方を向く。
「おはよう、蒼大くん」
「……おはよ」
久々に聞く寝起きの声に、ドキドキしていると、背中に回っていた手に力が込められて、さっきよりもきつく抱きしめられた。
「あー、結衣が隣にいる」
「蒼大くん、苦しいよ」
「ごめん、ごめん。つい嬉しくて」
蒼大くんは笑いながら抱きしめる力を緩めてくれる。
「あ。忘れてた」
「え?」
何を、と発する前に唇にキスを落とされる。
「食事の後にって約束、忘れてた」
「仕方ないよ。蒼大くん、疲れてたんだし」