し ろ う さ ぎ
♯1*










それは9月の中頃だったかな?

昨日までは隣になかった空席がある日、学校に来てみれば突然出来ていたのだから驚いた。




「……え。
なんであたしの隣……空席なの?」




そこに座るのが誰なのか。

その出会いは、あたしをどう変えたのか。

当たり前だけど、この時は何も何も知らなかった。

そして、これから始まっていく物語はあたしの人生で決して忘れられないものになることも…────────


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