し ろ う さ ぎ



それって……どういうこと……?

引き留めて聞くことは怖くてどうしても出来なかったけど……。


トンと優しく肩を叩かれて斎川君は完成した大道具の一部を置いて行ってしまった……。


……もしかして、それ……あたしのこと?

いやいやいや……!
いくらなんでもそれはないよね……?

いやでも、もしそうなら……?
うーん……確証がある訳でも無いしな……。


斎川君って……駆け引き上手……?
あれ……あたし今、弄ばれてる……?

分かんない、分かんないよぉぉ……!



「紗耶に相談っ……て……無理じゃん今のままじゃぁぁ……!」



何はともあれ、まずは紗耶にちゃんと謝らなくちゃ……!

文化祭まで気付いたらあと一週間だし……。
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