し ろ う さ ぎ


話題振る勇気も無いんですが……!!

そこから話広げられる気もしないし……!!

面白いこととか言えないし、話しててもつまんない……と思う。



「笠井さんは?」


「へ……っ?」


「家は近くなの?」



優しい声があたしの鼓膜を震わせる。

良い声してるなぁ……。

なんてボーッとしてたら紗耶に小突かれハッとする。



「あ、あたし……は、ここからちょっと遠いんだ……」


「ちづは皆と家離れてるから中々遊べないんだよねー」


「そ、そうそう……!」


「そうだったんだー」


「う、うん……」


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