し ろ う さ ぎ


「……っ」


「……」


「あ、ちょ!
冗談だってー、ね?」



聞きたいことは……山ほどある。

でも、聞けない。

厚かましいなんて思われたくなくて……。

斎川君の前では可愛い彼女でいたい。

踏み込むのはまだ早い……そんな気がしてたから。


大丈夫……大丈夫。

今だけだ、こんなにモヤモヤしてるのは。

また……明日からはいつもの日常に戻るだろうから……。

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