し ろ う さ ぎ






って納得して前を向いた斎川君。


そして黒板の内容をノートへ写し始める。


……なんて言うかね、うん。

彼、良いキャラしてますわ。





「ちづー!
ごめん、今日メロンパン一つしか無かったぁぁ!」




午前の四限も終えて、オアシスとも呼べるお昼の時間。


最後の授業でノート集めの当番に当たってしまったあたしの代わりに購買へパンを買いに行ってくれた紗耶。


お礼を言ってメロンパンの代金を渡す。




「だから今日はチョコチップの方一つ買ってきた!
ちづ、どっちにする?」


「あたしはチョコチップの方かな」


「はいよーっ。
ちづ、チョコチップ派だもんねー」


「はは……そ、そうそう!
ありがとねー……っ」
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